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コスパ大かつ高音質限定!価格別カナル型イヤホンおすすめ決定版♪

2017/01/23

はじめに

もうかれこれ10年以上になるでしょうか?ETYMOTIC RESEARCH(エティモティック・リサーチ)、Ultimate Ears(アルティメット・イヤーズ)、SHURE(シュア)などのカナル型イヤホンを愛用してきました。

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photo credit: er6i and hf2 via photopin (license)

このカナル型イヤホンがないと私は生きていけません。もう、完全にカラダの一部です。そんな魅力がこのカナル型イヤホンにはあります。

しかも、カンタンには語り尽くせない。かなり奥が深いときてます。

アタリのイヤホンをゲットすれば、昔から聴きまくっていたアルバムでも思わぬ感動や発見があったりする。

あれ!?こんな音してたんだ!なんて…。それだけに、これからカナル型イヤホンを買ってみようかなと考えている方にとっては、慎重に選びたいものですし、選び方や買い方がわかりにくいはず。

そんな方のために、カナル型イヤホンの選び方やオススメの逸品をまとめてみました。

なお、このエントリーではiPhoneやAndroidなどのスマホユーザーが初めて選ぶカナル型イヤホン入門編です。フラグシップモデルについても少し触れますが、あくまでもマニア向けの記事ではないことを一言添えておきます。

長文になるので、オススメのイヤホンが知りたい方はバンバン読み飛ばしちゃってくださいね。

カナル型イヤホンってナニ?

カナル型イヤホンはヘッドフォンの形状のひとつで「ear canal(英語で外耳道のこと)」からその語源が来ています)。

その名のとおり、耳の穴にズボッとヘッドフォンをねじ込んで聴くのがカナル型というわけです。耳栓とイヤホンが合体したものと考えて間違いありません。

カナル型イヤホンの特徴

その形状が耳栓をするかのように使うため、とにかく遮音性が高いのが特徴です。なぜカナル型イヤホンを選択肢にあげる人にとって、遮音性が高いのは重要なポイントですよね。
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photo credit: Plugin Model via photopin (license)

音漏れがしない

何と言っても音漏れがしないという利点があります。
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photo credit: Brussels via photopin (license)
たとえば通勤通学時の電車の中。インナーイヤー型イヤホンで音楽を聴くと、シャカシャカと音漏れしている人がいます。あれ、とても迷惑です。

そんな迷惑行為を自分もしているのは良くない!だからカナル型イヤホンを探すわけです。

カナル型イヤホンなら、音漏れで迷惑をかけることはまずありません。

私はロックを中心に聴いてきた人間なので大音量でないと音楽を存分に楽しめません。そこで選択肢にあがったのがカナル型イヤホンでした。

その昔、オープンイヤー型のイヤホンで聞いていた時、電車の中で何度も隣のオヤジに注意されていました。周りの人にしてみれば、シャカシャカ音が漏れちゃって、相当狂っている奴に映ったことでしょう。本当にすみませんでした。

さて、遮音効果の面で言えば、ノイズキャンセリング機能が付いたヘッドフォンもありますが、あちらは音漏れの問題は完全に解消されません。あくまでもノイズキャンセラーであって音漏れキャンセラーではありません。

遮音方式のイヤホンは、耳栓をしたときのように大部分の周波数帯の騒音を物理的にカットします。ノイズ・キャンセル方式のヘッドホンは一般的に大型で重く、駆動には電池を必要とします。 さらにノイズ・キャンセル方式では、複雑なプロセスを経て特定の周波数を打ち消すため、不要なアーチファクトが生成される可能性もあります。
参考SHUREホームページ「高遮音性イヤホンとノイズキャンセリングイヤホンの違いは?

ノイズキャンセリング機能がついているおかげで、無駄な電力を消費しイヤホンそのものが高くなるのも納得がいきません。カナル型イヤホンのように、物理的に遮音効果を上げるほうが経済効率も良いし、効果は絶大です。

周囲の雑音をシャットアウトできる

先述しましたが、とにかく遮音性に優れているところも見逃せません。周囲の音が聞こえてこないので、通常の音量でも音楽の世界にどっぷり浸れます
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photo credit: via photopin (license)
どのぐらい遮音性が高いのでしょうか。

あくまでも私個人の感想になるかもしれませんが、電車の中で周囲の人の会話が邪魔な時や読書に集中したい時は、そうした雑音をほぼ完全にシャットアウトすることができると思います。それがうれしい点です。

もちろん、デメリットもあります。

電車の中で使用すると車掌のアナウンスが聞こえなくなります。たとえば車両故障や人身事故などで電車が遅れてしまう場合、アナウンスが聞こえなくなることがあります。イヤホンを外さないと状況判断はむずかしいです。
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photo credit: *** via photopin (license)

電車が背後から近づいているのに気がつかないこともありました。これはさすがにヒヤリとしました。カナル型で歩きスマホなんてありえません。

ある程度慣れが必要な装着感

カナル型イヤホンを使用したことがない場合、ある程度、装着感に慣れるまで時間がかかるようです。

イヤホンの付け方が特殊だから仕方ありません。

ウレタンのイヤーパットをグイグイ耳の穴に押し込んでいくように装着するので耳栓そのものが嫌いという方は向いていません。

また、ちゃんと装着できないと低音が鳴らず、音が軽くなることがあります。装着するときは遠慮なく。ズボズボ耳の穴に入れましょう。

装着後、ケーブルが体に擦れる音も気になる人も多いようです。これはケーブルの材質などにもよりますが、ケーブルと体が当たるとガサガサと音(タッチノイズ)がします。Share掛け…なんていわれるコードの取り回し方をしたり、装着そものに慣れればなんてことないと思うんですが、それでも苦手な人もいるようです。

カナル型イヤホンの失敗しない選び方

だいぶ遠回りしましたが、カナル型イヤホンの選び方について触れてみます。

選び方…といっても、値段によって音質が変わってくるのは周知の事実。価格で選べばそれでいいじゃないかと声が聞こえてきそうです。おっしゃるとおりなんです。自分の予算にあわせて購入すればそれまで。

とはいえ価格の他に頭に入れておいておきたい重要なポイントがふたつあります。

断線リスクを考慮すべき

まず1つ目は断線のことを考慮すべし!ということです。
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photo credit: on_off via photopin (license)

断線…意外に見落としがちな点ですが、カナル型イヤホン愛用者としては、購入のポイントはこの「断線」に対してどう対応するかによって選び方が大きく変わってきます。

カナル型に限った話ではありませんが、イヤホンはどうしても使っているうちにケーブルや入力ジャックが接触不良を起こしたりします。もちろん、その頻度は機種や使い方によって差は生じます。

私の場合、キャリーケースなどに保管することをせず、ポケットやカバンに適当に入れておく乱暴な使い方をしていますが、ほぼ毎日使っておおよそ半年〜1年半ぐらいのスパンです。物によっては短いときで3カ月で接触不良をおこしたこともありました。

つまり断線の頻度によってコストパフォーマンスが大きく変わってくることを意味しています。

高価なものを買ったとしてもケーブルが断線してしまえばそれまでです。特に、1万円以上するイヤホンでケーブル交換ができないタイプのものは避けたほうが無難です。小遣いを無駄にしないためにも、まずは断線するリスクを鑑みながらチョイスすることは念頭に置いてみてください。

人気機種を選ぶ

もうひとつ。カナル型イヤホンを選ぶ際、失敗したくなければ人気機種を選んでおけば間違いないということです。これはイヤホンだけに限らないかもしれませんね。
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photo credit: "Ready For Engine Start." - Boulder City, NV USA via photopin (license)

売れているものには、それなりに理由があります。第一、粗悪品がヒットするわけがありません。万単位するような高価なイヤホンならばなおさらです。一方、パイオニア的なイヤホンはどうしても冒険が伴います。マニアでなければ人柱になる理由はどこにもありません。

買って失敗しない!オススメのカナル型イヤホン

  • 断線リスクを回避すること。
  • 売れているものに外れは少ないこと。

このふたつの観点から、オススメのカナル型イヤホンをピックアップします。

コスパ重視な人向け!オススメのカナル型イヤホン

まずは予算3千円ぐらいまでの低価格帯カナル型イヤホンのオススメ品を紹介します。

iPhoneやAndroidに標準で付属されるイヤホンの音に飽きてしまったら、もう少し迫力の音で音楽を楽しみたいと思うのが人情ってもの。低価格帯とはいっても最近のイヤホンは価格の割に性能がパワーアップし、十分迫力のあるサウンドが出せると評価されています。

ちなみに、この価格帯のものは断線リスクはまず考えなくて良いかなと思います。万一、断線してしまっても買い換えればそれで済みますからね。

PHILIPS SHE9720

3千円代の価格帯(発売時期やモデルの違いによって差がでています)で充分コスパを発揮しているのが、PHILIPS(フィリップス)のSHE9720。標準付属イヤホンから最初に買い換える際に検討すべき逸品です。

同シリーズの「SHE9700」はAmazonレビューで1,400件以上も投稿されるほど、絶大な信頼と売上を叩きだしました。特に、SHE9700はTV番組「マツコの知らない世界」でも紹介され、絶賛されたことから知名度を確固たるものにしています。まさに、低価格帯カナル型イヤホン界に堂々と君臨するイヤホンといってもよいでしょう。

その最たる理由はとにもかくにも売れているから。売れているからオススメ…なんて、ちょっとナンセンスかもしれません。しかし粗悪品ならここまで売れることはありません。事実、かの有名なイヤホン専門店「e☆イヤホン」で5年以上売り上げナンバーワンを記録し続けています。

世界にたった57名しか存在していないというPHILIPSのサウンドエンジニアが開発に携わっているというのも特筆すべき点。ま、それよりは本体に「ターボバス孔」というのも設けることにより、深みのある低音域を実現しています。

5千円以内のイヤホンにありがちな「音の解像度が低いことを紛らわすために重低音をやたら強調するもの」とは違い、深みのある低音にこわだりながらも中高音のヌケが絶妙というところがすごい。どんなジャンルでもそつなくこなせる、まさにユーティリティータイプです。

2016年6月現在、SHE9720が最新作になっていますが、SHE9700から型が変わっているもののほぼ同等品なので、古い型でも問題ないという人であれば、SHE9710やSHE9700も購入対象になるかと思います。
断線しにくいL字型プラグを採用しているのもうれしいですね。

Audio-technica ATH-CKR5

PHILIPS SHE9720よりも若干値は張りますが、さらに音をていねいに鳴らしてくれる…。そんな印象があるのが このAudio-technica ATH-CKR5です。

色のバリエーションもたくさんあるのがうれしいです。
ATH-CKR5シリーズ

PHILIPS SHE9720のドライバーは8.6mm径を採用していますが、ATH-CKR5はナント13mmもあります。
このドライバー径は大きければ大きいほど音質が向上しますので、その点ではATH-CKR5に軍配が上がります。

ATH-CKR5

特定音域を強調する派手さはありませんが、イヤホンの手本となるような優等生タイプと言って良いかもしれません。

ロック、ポップス、クラシック、ジャズ…など、ジャンルを選ばず、どれを聴いても疲れないのがこのイヤホンの良いところ。まさに求められた仕事をそつなくこなしてくれます。

そういう意味では、Audio-technicaの「老舗の意地」が注入されています。生真面目な企業姿勢がサウンドにも現れているんですね。良心的な価格設定にもかかわらず安定感は抜群。そこが魅力です。

ちなみに、ワンランク下のグレードになりますがATH-CKR3もあります。それでも9.8mmドライバーを採用しています。PHILIPS SHE9720はアマゾン価格で3330円。コレに対してATH-CKR3は2580円ですから、理論上はPHILIPS SHE9720よりATH-CKR3の方がコスパは大きいといえます。

Creative EP-660

Creative の人気シリーズEP660も忘れてはいけません。

な、な、なんと、3千円のSHE9720とほぼ同レベルのスペックなのに、EP-660はAmazon価格で2,218円という手軽さ!はっきりいってイヤホン界のコストパフォーマンス王です。

「チルトパイプアコースティックチャンバー」を採用(なんのこっちゃ!?)をすることで、全音域のアコースティック再生が可能(なんのこっちゃ!?)だそう。

ドライバー径が9mmあり、低音を思いっきり鳴らすのが得意です。それもちょっと荒々しいぐらいにバスドラが響きます。繊細さに欠けると言われているようですがこの価格から考えるとアリでしょう。コスパが良いと評判になる理由が何となくわかります。ケーブルが細いのでその分タッチノイズがほとんどありません。

ちなみに、Creative EP-660を製造するのはシンガポールの会社。開発商品は国際的にも評価が高く、先鋭的なユーザーから受けているようです。

クリエイティブ製品は年間を通して数々の国際的な賞を受賞しています。最近では2003年から2006年まで4年連続でさまざまなオーディオ製品が”Best of CES”を受賞しました。また、革新的で優れたプロダクトデザインに対し、ドイツの権威あるreddot賞を受賞しています。日本ではBCN Awardのサウンド関連ボード部門で最優秀賞を14年連続受賞しています。

1万円からオススメなカナル型イヤホン

価格は正直です。

1万円以上のイヤホンを買って聴いてみればわかります。エントリークラスのイヤホンとは、音の解像度が少しアップします。

たとえば、誰かが車内で音楽を聴いているとします。しかもその車は窓を締め切っている状態。その音を車の外で聴いている…というか、漏れてくる音が聴こえている程度。そんなレベルがエントリークラスのイヤホンだとしたら、車の窓を開けて音が聞こえてくる状態がミドルクラスのイヤホンのイメージです。

5万円前後のカナル型イヤホンを愛用しているならば(たとえばSHURE SE535あたり)、もっと厳しい意見が聞こえてきそうですが、それでも先ほど紹介したエントリーモデルよりは断然良い音がします。

エントリーモデルからこのクラスを初めて聞く人には文句なしのグレードアップになるはず。

ただし、コストパフォーマンスの上で注意すべき点があります。それは、冒頭で触れた「断線リスク」が非常に高いこと。

この価格帯のイヤホンを選ぶなら、絶対に着脱式ケーブルを採用したモデルを買うべきです。最悪の場合、買ってから数か月で断線してしまうのであれば、目も当てられません。

以前、使っていたEtymotic Research(エティモティックリサーチ)のER-6Iなんて、わずか8カ月で逝ってしまいました。当時1万5千円ぐらいで買った記憶があります。

というわけでミドルクラスモデルとしておすすめするのは、ケーブルの着脱ができるものを限定としたいです。

SHURE SE215シリーズ

1万円という予算でカナル型イヤホンを選ぶとしたら、私ならSHUREのSE215シリーズ1点買いです!

SHUREの良さは装着感が心地よく、なおかつ遮音性に優れているところ。SHURE掛けと呼ばれるケーブル回しも、今となってはかなり定着しました(だいぶ前は周りにユーザーがいなくて「変なイヤホン」なんてジロジロ観られました)。今となっては、シェア掛けイヤホンこそ「音へのこだわり」の証ですよね。

SHUREのカナル型イヤホンは5千円前後が相場のSE112を除き、ケーブルが着脱可能になっていますので断線リスクを大幅に軽減することができます。それなりにお金を出しているんですから長く愛用したいものですよね。

しかも、ケーブルやチップなどのアクセサリーが豊富に用意されていて、カナル型イヤホン初心者でも安心して使用でき、ユーザービリティに優れています。海外メーカーのイヤホンにしては珍しいくらいアフターフォローが充実しています。

肝心のサウンドですが、個人的感想としては低音重視の人向けのイメージ。このあたりはAmazonなどでレビューを参考にしてもらうほうがよっぽど参考になると思います。

ちなみに、もう少し予算に余裕があるなら SE215 Special Editionにしておきたいところ。SE215シリーズであることには代わりはありませんが、スペックの違いは主に以下3点。

  • 色:ミク色と言われるエメラルドグリーンのカラー
  • 再生周波数帯域 SE216:22Hz〜17.5 KHz SE216 SE:21Hz〜17.5 KHz
  • ケーブルの長さ SE215:162cm SE215 SE:116cm

試聴した限りでは中高音域に若干伸びが感じられるものの、よ〜く聞いてみないと正直わからないかなぁというのが本音です。ケーブルの長さが短くなり取り回しがよくなったことと色が違う点のほうが違いを感じることができます。

Westone UM Pro10

SHUREのSE215シリーズと競合他社となりうるのが、このWestone(ウェストン)の UM Pro10です。

UM Pro10は1万円台のイヤホンであるにもかかわらず、バランスド・アーマチュア型(BA型)と呼ばれる駆動方式を採用しています。

バランスド・アーマチュア型は補聴器に搭載されているユニットをイヤホン向けに改良された駆動方式。中高音域の再生能力が高く、繊細な音を再現することができます。省電力化や軽量化にも適しているためかおおよそ3万円以上のカナル型イヤホンに多く採用されています。

一万円台という価格帯でこの駆動方式を採用しているのはかなりのレアケース

後述しますが、このUM Pro10を製造するメーカーWestone(ウェストン)は、SHUREにも技術提供してきたカナル型イヤホン界の中心的存在で信頼のおけるメーカーのひとつ。

一般的なイヤホンからプロミュージシャン用のインイヤーモニターに乗り換え用の入門機」としてリリースされたもので、米国内でひとつひとつ手作りで作られている職人的イヤホンだと思います。

ハイクラス(5万円クラス)の音質

この辺から、いわゆるフラグシップモデルといわれるイヤホンになります。
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photo credit: Martin via photopin (license)

きっとマニアの方から言わせると、このレベルでフラグシップなんて言うなと失笑されるかもしれませんが、iPhoneに直接イヤホンを挿して音楽を楽しむレベルであれば最高の音質が楽しめます。

もちろん、SHURE SE846のように10万を超えるようなフラグシップモデルもありますが、ハイレゾCDを聴くならまだしも、mp3ファイル(圧縮ファイル)を聴いている時点でイヤホンにそこまでコストを掛けるのは疑問です。ゆえに音質についてあーだこーだ語るのはちょっとナンセンスな気がしてなりません。

というわけで、ハイクラスのイヤホンとして5万円前後の売価のものを上限として紹介してみます。

さすがに音の解像度も先に紹介したイヤホンとは比べ物になりません。解像度がググンとアップ。イヤーチップやキャリーケースなどの付属品も豪華絢爛。商品を手にすれば特別感に浸ることができますよ。

もっとも特徴的なのは、先述したバランスド・アーマチュア型(BA型)と呼ばれる駆動系式ドライバーを採用しており、価格が高くなるに連れて音域に応じた複数のドライバーを搭載しています。

厳密に言うと単純にドライバの数を多くすれば良い音になるというわけではないようです。話は単純ではありませんが、逆にそれがイヤホン選びの楽しみでもあるんですよねぇ〜。

で、5万円クラスのカナル型イヤホンといえば、

  • SHURE(シュア)
  • Ultimate Ears(アルティメット・イヤーズ)
  • Westone(ウエストン)

の3メーカーがリリースしている商品が買いであると信じて疑いません。

私はこれらメーカーをインイヤーモニター界の三銃士と呼びたいです。

SHURE、Ultimate Ears、Westoneの歴史

さて、フラグシップモデルのイヤホンを紹介する前に各メーカーの歴史について触れないわけにはいきません。なぜなら良質なカナル型イヤホンを開発してきた各メーカーの精神性がイヤホンに注ぎ込まれているからです。

そもそもこれらメーカーの源流は、かなり近い(ほぼ同じ)といえます。

まず注目したいのが1959年に設立されたWestone(ウェストン)の存在。1925年設立のSHURE(シュア)の方が歴史としては古いのですが、SHUREやUltimate Ears、ETYMOTIC RESEARCHなどのOEMメーカーとして技術提供していた背景を考えると、Westoneなくして現在のカナル型イヤホンの歴史はなかったといえます。
westone

SHUREの初代カナル型イヤホンとしてリリースされたE1はWestoneと共同開発された商品でしたし、Ultimate Ears製イヤホンもWestoneが技術提供を行っていました。かつては中高音域の再生を得意とするEtyomotic Researchともタッグを組んでいたことでも知られています。
westoneの歴史
参考Westoneのここがすごい!

そういう意味では、Westoneの存在はカナル型イヤホン界の重鎮的存在です。

一方、カナル型イヤホンの人気を総ナメしているSHURE。1925年設立ですから歴史で言えばSHUREが老舗です。
SHURE
ただし、カナル型イヤホン参入時期は1997年とかなり後になってからでした。しかも、カナル型イヤホンの分野でSHUREの名を日本に轟かせたのは、名機「E2c」が発売された2003年です。

Ultimate Ears
Ultimate Ears(アルティメット・イヤーズ)は1995年設立とかなり新興企業として位置づけされますが、着脱式ケーブルを採用したSuper.fi 5 pro(ブタバナとして有名)を2006年にリリース。SHUREが着脱式ケーブルを初めて採用したのは2010年になってからですから、断線リスクを最小限に抑える着脱式ケーブルのカナル型イヤホンの礎を作ったのはUltimate Earsといっても良いでしょう(違ってたらすみません)。

Westoneがコンシューマー向けイヤホンとして開発したWST-W10や先に紹介したUM Pro 10をリリースしたのが2013年ですから、日本ではずいぶんと後発組に捉えられています。

いずれにせよ、この3社がしのぎを削りあってきたからこそ、今日のカナル型イヤホンがあります。5万円クラスのフラグシップモデルをチョイスするならば、この三銃士に考えられないというのが私の持論です。

これらを踏まえて、オススメのカナル型イヤホンを挙げてみたいと思います。

ライブ感を堪能!重低音重視派にオススメのSHURE(シュア)

まずはSHUREの代表作、SE535シリーズです。

今やSHUREの看板商品と言ってよいでしょう。実際、愛用者も多く信頼できるイヤホンのひとつとなっています。

E535は、違いのわかるプロとオーディオファン向けに、3基の高精度MicroDriverを搭載し、豊かな低域を備えた非常に雄大なサウンドを提供します。SE535は、パーソナルモニターで培われた技術とプロミュージシャンによるロードテストおよびShureのエンジニアによるチューニングによって進化させられた今まで聴いたことがない音楽のディテールの聴き取りを可能としました。

ドライバは3基搭載。SHUREのSE535といえば、とにかく重低音のインパクトが人気です。遮音性が高いことが、そうしたサウンド作りに寄与していると思われます。一般的にはライブ感のある重低音が特徴だと言われています。

ちなみに、このSE535には特別限定モデルであるSE535LTD-Jもリリースされています。

SE535との大きな違いはチューニングが変更され高音域の表現能力がアップしていることや、色、ケーブルが若干短くなっています。そのため、SE535より価格設定は少し高めです。どちらが良いとは断言することはできませんが、高音域にこだわったイヤホンという点は魅力ですよね。

ギターサウンドを余すことなく表現可能!コスパに優れたUltimate Ears(アルティメット・イヤーズ)UE900s

ue900s
Ultimate Earsはカスタムイヤホン(カスタムIEM)の草分け的存在で、一般人にはマニアックな存在かもしれません。コンシューマー向けのイヤホンとしてオススメなのはこのUE900s一本になります。

ue900s
一般的にはマニアックかもしれません。しかしながら、インイヤーモニター(カナル型イヤホン)の教祖であるジェリー・ハービー氏が立ち上げたブランドこそが、このUltimate Earsであります。ロックファンの私としては、ジェリーハービー氏がVAN HALENのサウンド・エンジニアだったことも忘れてはいけないと思いますし、カスタムIEM(In ear monitor)のブランド、JH Audioを立ち上げたことも知られています。詳しくは長くなるので割愛しますが、とにかく、Ultimate Earsは、すべてが好意を持てるブランドです。

コンシューマー用イヤホンとしては、かの名機Triple.fi 10 Pro(通称、テンプロ)を開発した実績を持っており、カナル型イヤホンを長年愛用してきた方ならば、まさに泣く子も黙るブランドでしょう。

ミドルレンジのサウンドが特徴だと言われております(実際そうだと思います)。ゆえに、ロックよりもポップスを鳴らすのが得意と論じられていますが、個人的にはそうは思いません。ロック、ハードロック、ヘヴィメタルと、サウンドが激しくなるほどミドルレンジの伸びの良さが必要だと思います(長くなるので理由は割愛します)。

ドライバは高音、中音、低音2の合計4基積んでいます。にもかかわらず市場価格で5万円を切ってくるあたり、コストパフォーマンスが非常に高いです。

付属されているイヤーチップの豊富なバリエーション(ソフトイヤーチップ6組、形状記憶チップ3組)、ケーブル2本、そして鮮やかなブルーを貴重としたデザインも魅力的です。

ちなみにUE900sは、低音が弱いと言われていますが、装着するチップによってかなり音質が変わってきます。低反発ウレタンチップにすると重低音がはっきりと前に出てきます。決して重低音が弱いわけではありません。

玄人好みのバランス感覚イヤホン、Westone(ウェストン)WST-W40

サウンド・クオリティが高いのは言うまでもありません。視聴した限りでは、Westoneが一番正統派的なサウンドを出す気がします。まさにバランスの良さに定評があるイヤホンだと思います。

4基のバランスドアーマチュアを搭載しており、息をのむほどにクリアでリアルなサウンドを提供してくれます。

個人的に残念なのがデザイン。もう少しデザイン性が高ければ、広く受け入れられるはずなのになぁ〜なんて思ってしまいます。

WSTシリーズは一般向けにリリースされたカナル型イヤホンですが、同じWestoneのUM Proシリーズはインイヤープロ用モニターとして売られています。デザインも重視したいという方は、少し予算オーバーしますが バランスド・アーマチュア型ドライバを5基搭載したUM Pro50もおすすめです。

Westone UM Pro 50 クリア インイヤーモニター (ウェストン)
by カエレバ

まとめ

さて、長々と語ってきましたが、いかがだったでしょうか。

カナル型イヤホンと一口に言っても、メーカースピリッツが製品に感じられたりして面白いです。

とにもかくにも、私の感想なんてどうでもいいんです。実際に手にとって聞いてみたあなたの感想が一番正しいと思います。そして音楽をイヤホンひとつでこんなに音楽を楽しむことができること自体が素晴らしいことだと思います。

それぞれが予算に合わせて、自分だけの逸品を手にしてくれることを願っております。

photo credit: Coffee Music via photopin (license)

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