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安比高原スキー場へ。スキー場近くのヴィラ3に泊まってみた

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安比高原スキー場 WordPress
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年末年始、家族で安比高原スキー場に新幹線を使って行ってみた。宿泊先はヴィラ3。安比高原スキー場から少し離れたホテルだ。公式サイトには案内されていないような感想を書き留めておこうと思う。これから現地に行く人の参考になれたら幸いだ。

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安比高原スキー場までのアクセスについて

まずは新幹線で盛岡へ。はやぶさを利用したので地元大宮から2時間ほどで着いてしまった。一昔前なら信じられないスピードである。

はやぶさ
photo credit: luisete via photopin cc

盛岡駅から安比高原スキー場までは、いわて銀河鉄道で安比高原駅まで電車を使うこともできるがバスの方が断然ラクである。宿泊先のヴィラ3まで座ったままで行けるのだから当然といえば当然である。所要時間も料金も変わらない。電車で行くほうがかなり遠回りだ。

盛岡と安比高原までのJRとバスの料金比較

路線バスは早めに並んでおくか、次のバスを待つのが良い

盛岡駅に降りてみると、バス乗り場がわからず少し迷ってしまった。

というのも、バスの乗り場は西口改札とあるのだが、新幹線改札口から出ると北口と東口しか看板が見当たらない。

青森方面の改札口を出たら北口改札に向かい、突き当たりを左へ行くと良い。途中、JRバスの切符売り場があるが料金はバスの中(降りる時)で支払うことができる。ここは普通の路線バスと同じ。バスに飛び乗ったので事前に切符を買う必要があったら乗り遅れていたが、その必要はなかった。

盛岡駅からバスのりば

バス乗り場に何とかたどり着くと安比高原スキー場行きのバスは、すでにロータリーに停まっていた。同じ新幹線に乗っていた乗客がすでにバスに乗り込もうといていた。列の最後尾だったからバスに乗れるか不安になる。

というのも、この路線バスは高速道路を使って安比高原スキー場まで行くため、全員着席した状態で走行しなければならない。バスの運転手も乗車人数を数えており、席が無くなると発車してしまうのだ。

盛岡駅からの路線バス
photo credit: Kzaral via photopin cc

私たち家族は最後尾にいたので現地で焦りを感じたわけだが、何のことはない。すぐ後ろに同じ安比高原スキー場へ行くバスが、乗車人数が多いことを見越して後ろに待機していた。あふれたらそちらに乗れば良い話。むしろ、後ろのバスの方が空いていた。

盛岡駅を降りたらバス停までの工程ぐらいは事前に予習すべきだったと反省

乗車が遅いと相席になるし、カップルならば早めに並んでいたほうが無難なはず。自分は体格ががっちりしたオッサンと相席になり、終始息苦しかった。今度行くときは早めに並ぼうと心に誓いつつバスに揺られた。

バスは渋滞に巻き込まれることもなかった。席は相変わらず窮屈だったが、非常にスムーズだ。東北自動車道の盛岡ICに入ると松尾八幡平ICまでひとっ飛び。所要時間、ちょうど一時間で安比高原スキー場に到着した。ウトウトしていたので、気がついたら安比高原スキー場に近づいていた。

12月30日に現地入りしたが、現地はドカドカ雪が積もっていた。大宮ではあり得ない一面銀世界だ。現地の人にとっては鬱陶しいだろうが、雪に見慣れない私にとっては雪を見ただけで高揚してしまう。

安比高原スキー場(安比プラザ)で多数の乗客を降ろし、目的地であるヴィラ3に到着した。時刻で調べるとスキー場からヴィラ3までは4分かかるようだが、感覚的には2〜3分で到着する。目と鼻の先だ。盛岡駅からホテルの玄関前まで送り届けてくれるのだから、やはり安比高原駅まで電車で行くよりは断然ラクだ。ローカル線の旅も大好きだが、荷物が多い時は何かと助かる。

ヴィラ1、ヴィラ2に宿泊する場合、盛岡駅からの路線バスは各ホテルの玄関口で停車してくれない。安比高原スキー場(安比プラザ)で降りるしか無い。この点、ヴィラに泊まるなら、路線バスも泊まるヴィラ3に宿泊するのが最良の選択だ。

ヴィラ
photo credit: ume-y via photopin cc

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ヴィラ3について宿泊した感想

お世話になったヴィラ3は総じて快適だった。旅行サイトにある口コミに悪評を書き込んでいる人もいるだろうが、私にはおそらく同意できないだろう。

理由は簡単だ。フロントの係は親切だったからだ。スキー靴で靴ズレになったときは絆創膏をもらうこともできたし、子供が発熱した時は体温計も笑顔で貸してくれた。それが普通だと言われれば元も子もないのだが、親切にされて気を悪くする人はいないだろう。素直にありがたいと思えた。

4人で泊まった部屋は公式サイトにリリースされている写真とまったく同じ部屋だった。写真映えだけはやたら良くて、実際と違うじゃん!なんてことはない。極めて清潔で何一つ文句はない。ユニットバスじゃないし、庶民には十分過ぎるぐらい広い部屋だった。
ヴィラ3

ヴィラ3の食事

2日目にヴィラ3のバイキングを朝食と夕食に予約していた。

朝食は8時に起きてバイキング会場へ。席に限りがあるらしく、すでに20人ぐらいが入口付近で待たされていた。完全に出遅れた。みんな朝が早い。

待つこと約15分。ようやく中に通された。朝食のバリエーションはハッキリ言って品数が少ない。写真は獲らなかったが、率直な感想は「こんなものか…」といった感じ。しかし、まずいわけではない。味は絶賛するほどではないが及第点だ。まぁ普通の朝食バイキングである。

安比高原ヴィラ3 バイキング
photo credit: ume-y via photopin cc
※写真はイメージです

夕食のバイキングは抜群

朝食をとりながら「この調子ならば夕食のバイキングは期待できないなぁ」と考えていたが、夕食は良い意味で期待を裏切られた。

品数が朝の2倍増しになり、一品一品のクオリティが非常に高かった。朝と比較したからだろうか。当然ながらテンションはあがり、息子たちも大はしゃぎだ。

寿司、ローストビーフ、サラダ、天ぷら、特に、ビーフシチュー、牛ステーキ、豚しゃぶなど肉類がやたらと美味い。カレー、チョコレートフォンデュ、フルーツなど子供が泣いて喜びそうなメニューも盛りだくさんだった。これで文句が出るようならば、よほどブルジョワな生活を送っている人である。

写真がないので伝わりにくいかもしれないが、朝食とは違い大満足だった。こんなことならば、写メぐらい取っておけばよかった。ブログに載せることを想定していなかったのが悔やまれる。

ここであえて難を言うならば、バイキングなのだから子供用にジュースもガンガン飲ましてくれるのかと期待していたが別料金だったことぐらい。まぁ、そこは商売であるから仕方ない。コーヒー、お茶、水、ヨーグルトぐらいは料金内で飲める。旅行でケチるのは好きじゃないが、財布はヨメが握っている。ビールは一杯だけにしてあとはコーヒーで我慢した。

ヴィラ3の弱点

総じて満足できるホテルだったと思うのだが、完璧な人間がいないようにヴィラ3にも不満に感じる点がいくつかあった。

  • コンビニがない
  • 温泉がない
  • 日没後はシャトルバスしか利用できない

コンビニについて

厳密に言うとフロント前に売店はある。しかし、そこはホテルの売店だ。おみやげがメインになっており、軽食やお菓子類は最低限しか売っていない。初日はナイターを楽しむつもりで行ったため、昼食と夕飯を自分たちで買って食べるつもりでいた。ゆえに、レストランやバイキングは予約しなかったのだ。

ヴィラ3の売店

ヴィラ3だけの問題ではないが、安比高原スキー場にコンビニがないのも誤算だった(車ならば10分ほど少し走ったところにローソンがある)。安比プラザ内(スキー場施設)のフードコートは、その多くが16時過ぎに閉店してしまうし、プラザ内の売店もヴィラ3内の売店と同じくコンビニといえるほど品数は充実していない。

仕方ないので唯一20時まで空いていた安比リゾートセンター内の「ニルヴァーナ 」というインドカレー屋に入り、夕食をとった。ここのカレーは本格的でナンも美味しく味には文句ない。

安比高原スキー場のインドカレーショップ「ニルヴァーナ」

しかしカレーとナンと飲み物をつけて、4人で7千円も払ってしまった。インドカレーは割りと単価が高いから適正価格だとは思うが、コンビニで軽く済ませようとしていた貧乏家族にとっては大きな出費となった。

コンビニ食で良いならば盛岡駅で調達しておいたほうが絶対に良いだろう(バスの時間の心配もあるが…)。お菓子類もないので子供連れの場合は心得ておきたい。

ホテルに戻った時に気がついたが、ヴィラ3の売店にはカップラーメンが置いてあった。レジ奥の脇に置いてあったので気付かなかったのだ。日清のカップヌードルやどん兵衛、麺作り、岩手限定岩のりラーメンなどが売っていた。岩手限定岩のりラーメンはイマイチだが、これでもまぁ十分だった気がする。

なお、売店は夜9時で閉まってしまうため、ナイターで夜遅くまで滑るならば先に食料は調達しておいたほうが無難だ。B1に軽食の自動販売機があるが、ポテトや唐揚げなどのホットスナックしか売っていない。買わなかったが、主食にはならない気がした。

温泉について

スキーの後はどう考えたって、ひとっ風呂浴びたい。しかしヴィラ3には温泉がない。大浴場はあるものの温泉ではない。露天風呂もない。

どうしても温泉、当然、露天風呂に浸かりたい!という人にとって、ヴィラ3(1〜2は大浴場すら無い)に泊まること考えられないだろう。しかし、スキー場ゲレンデから直結しているホテル安比グランドや、温泉施設が充実している安比グランドANNEXは早くから予約が埋まっていた。温泉がないことはヴィラ3に泊まる前から承知の上だ。

ヴィラに泊まって温泉に入るためにはスキー場のシャトルバスを利用して、近くのAPPI温泉パティオまで足を運ぶ必要がある。

APPI温泉パティオ

繁忙期だったためか、シャトルバスはすぐに来てくれるので時間を気にすることはなかったが、スキーで疲れていたため内風呂でいいや…と思う人もいるはずだ。しかし、APPI温泉パティオの露天は最高である。内風呂やヴィラ3の大浴場とは格が違う。風情も違う。はるばる安比高原まで足を運んだカイがあったと、雪が舞う露天に入ってしみじみ思った。

ちょっと面倒ではあるが、きっと後悔はしないはずだ。APPI温泉パティオには絶対に行くことをオススメする

ちなみに、ヴィラ3からシャトルバスに乗ってAPPI温泉パティオへ向かい、再びヴィラ3に戻ってくるまで、急げば約1時間かかった。できれば1時間半ぐらいの時間は見ておくほうが良いかもしれない。温泉後、夕食バイキングを予約している…なんて人には参考にしてもらいたい。

ゲレンデとホテルを結ぶシャトルバスについて

写真が小さくて時間がわからないかもしれないが、シャトルバスはこんな感じでバスが運行している。
安比高原スキー場シャトルバス時刻表

シャトルバスの時刻表詳細は公式サイトで公開されている。

ヴィラ3だけではなく、ヴィラに泊まると不便なのが、日没後はシャトルバスに乗らないとホテルに戻れないという点だ。明るいうちはカルガモコースを滑ればスキーでホテルに戻ることができるのでその心配はいらない。
ヴィラからゲレンデへ続くコース

しかし、日が暮れるとシャトルバスを使うことになる。安比リゾートセンターから目と鼻の先の距離ではあるが、上り坂の雪道をスキー靴で板を担いで歩くのはハッキリ言って苦痛だ。
安比高原スキー場からヴィラ3までの道

昼間にスニーカーで歩いてみたがヴィラ3までは10分以上かかる。雪道で足を取られることもあったのだろう。見た目よりもかなり距離があったように感じた。急ぎの理由がない限り、シャトルバスを利用したほうが利口だ。

安比高原スキー場前のバス停は周りに風を避けるものがまったくない。だだっ広い駐車場にバス停が立っているため、吹雪くとバスを待っている時間がかなり苦痛なのだろう。

バスに乗れたとしても、温泉へ足を運ぶ客があとから乗ってくるので、バスの中は相当混みあう。シャトルバスはできるだけ並んで座わる方が良い。

スキー場やヴィラ3からは先客があまりいないので、比較的バスで座れる。だが、ヴィラ2、ヴィラ1の乗客は、すでに多くの人が乗車した後なので、ラッシュアワーのにすし詰め状態になる。小さい子供がいる場合は少々我慢が必要だ。とはいえホテルやスキー場が隣接しているため、1〜2分の我慢で済んでしまうので、まだ幸いだ。

こうしたデメリットを避けたいならば、ホテル安比グランド、もしくは安比グランドANNEXに泊まるしかないことを覚えておこう。

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極上のパウダースノー。吹雪が少ない立地に感動

安比高原スキー場は今まで私が行ったなかでも最高峰の雪質だった。ナイターでアイスバーンが無いなんて普通ありえない。一番標高が低いコースをすべっても、どこまでもパウダースノーが続く。本当に最高だ。

安比高原スキー場
photo credit: Paulo Japan via photopin cc

旅行に行った日は日本海側は暴風雪警報が出ており悪天候であったが、安比高原だけはまるでスイートスポットであるかのように穏やかだった。いや、厳密にはたまに吹雪はしたが、山頂以外はつらい思いをすることはなかった。

山頂から少しだけコースが日本海側を向く場所があるが、そこは吹雪で辛い。安比高原のゲレンデは日本海側を背にしているため、山で暴風が遮られるのだと知った。

山頂の吹雪地帯もサッと滑ってしまえばあっという間だし、下で滑っている分には辛い思いをすることも少ないだろう。

コースにも好感が持てる。5.5キロの距離を一気に滑ることができるヤマバトゲレンデは、子連れには最高に楽しめた。距離が長いゲレンデにありがちな、山道のような細いコースではなく、ゲレンデの幅が広くてかなり滑りやすい。

混雑を避けるなら中腹のレッドハウスへ

スキー場のフードコートは12時から13時を避ければ比較的すぐに座れた。
安比プラザ内フードコート

そこが混雑しているときは中腹にあるレッドハウスに行くほうがよい。フードなしのリフトに乗る必要はあるが、お昼時でもゆっくりとお腹を満たすことができそうだった。

ヤマバトコース途中の西森ハウスは、トイレと自動販売機しかない休憩所だ。食事を持参する人にとっては絶好の休憩所だと思った。暖も取れるし、清潔だし、人も少ないし、最高の休憩所だった。
安比高原スキー場 西森ハウス

セカンドゲレンデには足を運ばなかったので言及は避けるが、きっとそちらは空いていたはずだ。ゴンドラに乗り、山頂で移動が必要なのもあり、セカンドゲレンデに向かう人は少なかった。

スキー場内で食事をする店の数が少ないこと、それぞれの営業時間が短いこと、フードコートのラーメンが美味しくなかったことは残念だった。ショッピングモールに入っているような店が並んでいたら最高だったけれど、それは仕方ないのだろう。

安比高原スキー場マップ

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まとめ

安比高原スキー場

それぞれに良し悪しはあったが、不快に思うことはなかったし、楽しい旅行ができた。またいつか遊びに行きたいスキー場であることは間違いない。ヴィラも悪くはない。ただゲレンデからのアクセスを考えれば、近くのホテル安比グランドに泊まるのがベストな選択なのかもしれない。

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