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【外壁塗装体験ブログ】外壁塗装業者から見積をとった平均相場と価格の違いが100万以上

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外壁塗装をやろうと思い立っても、平均相場や価格がわからないと、法外な値段を請求されるのではないかと不安になってしまいます。

そこで、私が実際に外壁塗装業者からいただいた見積を公開。誰も教えてくれなかった外壁塗装の平均相場と価格を把握できるようにしておきました。

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悪徳業者の見積に注意せよ!外壁塗装工事の平均相場と価格は一体いくら?

まず平均相場を考える場合、どんな建物に、どんな塗料をつかうか…など、条件によって価格は変わりることを頭にいれておくべきです。

私の自宅は、関東近郊の市街地、約30坪ぐらいで塗装する総面積が138㎡平方メートル。二階建ての小さな戸建て住宅…の場合という条件を頭に入れておいてください。

結論からいうと、私の自宅の場合は90〜130万が平均相場という感じでした。ただし、実際の見積価格はレンジが大きく88〜210万となりました(いかに複数業者から見積をとるのが大切か身にしみて実感した次第)。

外壁塗装に使用する塗料の平均相場を把握しよう

具体的な見積をご覧いただく前に、塗料の相場も抑えておきましょう。

こちらの記事でも書きましたが、塗料の平均相場を知らないと見積を読み解けません。大事なことなのでもう一度、おさらいです。

塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素などの種類があります。それぞれ耐用年数や機能性(断熱、遮音など)、使用目的に応じて選択肢が違ってくるようです。

下図をご覧いただければ、概要は把握できると思います。

塗料の種類 耐用年数 価格 特徴
アクリル塗料 5-7年 安い
耐久性が弱い。業者にとって使いやすいのがメリット。
ウレタン塗料 8-10年 安い
耐久性は弱い。塗料が柔らかく汚れやすい。
シリコン塗料 10-15年 普通
実績が豊富。塗料の種類が多く取扱業者が多い。屋根にオススメ。
ラジカル塗料 12-15年 高い
コスパに優れ最近の主流に。塗料の種類が少ないが外壁にオススメ。屋根には向かない。
フッ素塗料 15-20年 高い
耐久性抜群。カラーバリエーションが豊富で遮熱性が高い。

以前は、住宅に施行する塗料の耐久性は

  1. アクリル塗料
  2. ウレタン塗料
  3. シリコン塗料

の順番で、シリコン系塗料が最上位とされていたそうです。ところが近年は「フッ素系」塗料なども高級ですが一般住宅に使用できるよう開発されています。

私の自宅の外壁材は下地が窯業系サイディング材なので、シリコン塗料を進められました。窯業系建材の場合、塗料が剥離するまでの保証期間は7年と言われていますが、外壁塗装業者の担当者曰く「10年以上経過しても、特別な状況ではない限り、剥がれた現場は聞かない」とのこと。

特別な場合とは、構造的に雨水などが流れ落ちない材質で、常に建材の一部が湿気を帯びているような状態のことらしいので、普通に考えたらシリコン塗料がいいのではないかと思います。

実際、複数の外壁塗装業者から見積もりを取りましたが、どこも「シリコン塗料」をお勧めしてきました。

つまり、この記事を読んでくださっているあなたのご自宅が、私と同じ窯業系サイディング材の外壁であれば、シリコン塗料を使用した見積の平均価格を把握すれば良いということです。

業者Aの外壁塗装見積価格:88万4,103円(税込)

この外壁塗装業者さんは、飛び込み営業をしてきた業者さんです。

外壁塗装業者Aの見積

税込88万円は、相当安いと思います。

外壁塗装の内訳見積価格

メモ書きにもありますが、傷みやすい屋根の塗料をグレードアップ(ガイナという塗料に)すると、プラス15万6,400円コストがアップするという説明でした。

足場工事の単価が安かった

この業者さんは、足場の仮設工事を外注せずに自分たちのところで行えるぶん、価格が安く抑えられています。一番下の項目「足場代値引き」12万3,600円割引が適用されています。

また、コロナ渦だったこともあり、工事開始を半年後という条件だったため、早割がきいた価格になっています。

通常、建物の図面をお渡しして見積をとるのですが、こちらの外壁塗装業者さんは、そちらを省略していました。見積をみると総面積を129平方メートルで提案していますが、実際は138平方メートルになりますので、その分、安価になっています。その逆の場合は、しっかりと総面積が正しいかチェックしなければいけません。

屋根塗装工事の見積価格

価格が安かったのは大変魅力的だったのですが、他の外壁塗装業者さんの説明に比べて、担当者の説明が物足りなかったため最終的には別の業者さんにお願いしました。

はじめて外壁塗装をお願いする立場なので、しっかりとした説明がないと不安になりますよね。また、この見積は2社目だったこともあり、もう少し他の見積も見たかったというのが、そのとき感じたことでした。

業者Bの外壁塗装見積価格:107万8,200円(税込)

こちらは生協コープ(CO-OP)さんから見積をとったもの。正確にはコープ下請けの外壁塗装業者が出してきた見積です。

外壁塗装見積

107万。こちらは相場価格だと思います。むしろ、若干安めかもしれません。コープチラシ早割キャンペーンが約11万ほど割引適用されていますので、その分を考えたら120万前後が相場だと思います。

コープ外壁塗装の見積

提案してきた塗料はシリコン系塗料。やはり、どの業者さんもシリコンをお勧めしてきます。

生協の外壁塗装見積

さきほど紹介した業者Aの見積と比べ、下塗りでどんな塗料を使うかが書いてあり丁寧さを感じます。

見積の記載を見る限りにおいて、外壁塗装工事後の保証について一切記載がありませんでした。

生協の下請け業者さんだからか、見積後の営業がまったくありませんでした。ガツガツしていない印象です。その場合、こちらも交渉がしにくいんですよね。コープさんは仲介手数料をとっているはずなので、直接、外壁塗装業者に依頼すればもっと安くなると思います。大手下請けという安心感はありましたが、そうした理由から工事を依頼しませんでした。

業者Cの外壁塗装見積価格:147万1,800円(税込)

こちらの外壁塗装業者さんは、飛び込み営業。私が一番最初にとった見積になります。

外壁塗装業者の見積

シリコン塗料での提案ですが、ハッキリ言ってこれは高いと思いました。基本工事で50万超えはありえません。

右側の特記事項に記載があるとおり、二色塗りになると価格が税込14万プラスになります。150万は優に超えてしまい不親切。

前述したA、B業者さんの見積と比べるとわかるように、工事項目の詳細が書かれていないのがネック。外壁塗装業者からいただく見積は、各工事項目の単価を把握することができるので、細かければ細かいほどいいです。

この値段で、塗膜剥離保証期間も外壁5年、屋根3年とかなり短めだと思います。業者Aの場合は、外壁8年、屋根5年でしたので、やはり複数の業者さんから見積をとってみるのは、とても重要なことだと思います。

説明はしっかりとしてくれましたが、その辺が依頼しなかった理由のひとつ。ちなみに、この外壁塗装業者さんからは次の5パターンの見積提案をいただきました。

アクリル塗料の外壁塗装:122万9,800円(税込)

こちらは塗料のグレードが一番低いアクリル塗料。120万超えていますので、この時点で話になりません。

ウレタン塗料の外壁塗装:138万1,160円(税込)

こちらはアクリル塗料より上位となるウレタン。シリコン塗料の下のグレードです。138万もありえません。

グレードが高いシリコン塗料の外壁塗装:160万7,760円(税込)

こちらシリコンのなかでもグレードが高い塗料での提案。だいたい基本工事費が56万というのが高い。

フッ素系塗料の外壁塗装:198万4,840円(税込)

フッ素系塗料はそもそもが高いので、参考程度という感じで提案してきました。手に負えないぐらい高いです。

無機塗料の外壁塗装:210万6,280円(税込)

こちらは無機塗料。外壁塗料業者のほとんどが提案すらしてこないものです。

こちらの業者さんには良い印象はまるで抱けません。最後の見積提案には説明があったものの、仮に、私が高齢者でよくわからなそうな振る舞いをしていたら、どうなっていたかわからないでしょう。

営業担当者がやたら世間話をしてきたりしていたのも印象を悪くしました。そんな世間話はどうでもいいので、外壁塗装についての説明をしっかりしてほしいな…と思いました。

業者Dの外壁塗装見積価格:123万3,320円(税込)

こちらは、実際に私が発注をした外壁塗装業者さんの見積です。

外壁塗装見積

シリコン系塗料の標準的なグレード塗料を使用した際の見積になります。最初は少し高めと感じましたが、保険外壁塗装業者さんの話を聞いているうちに価格は納得。

最大の理由は、手抜き工事ができないよう「リフォーム工事瑕疵担保責任保険」に加入している業者さんであることが判明したからです。

複数の外壁塗装業者さんから見積をとりましたが、この業者さんだけが「リフォーム工事瑕疵担保責任保険」の説明をしてくれました。そのほかの業者さんは、一切、こうした説明がありませんでした。

リフォーム工事瑕疵担保責任保険は、リフォーム業者が倒産などにより相当の期間を経過しても修補などを行わない場合など、リフォーム工事の発注者がJIO(日本住宅保証検査機構)へ直接保険金を請求できる仕組みのこと。

フッ素系塗料の外壁塗装:132万3,080円(税込)

こちらは同じ業者さんの見積。屋根が傷みやすいと思ったので、屋根だけ塗料のグレードを高くした場合の価格になります。

外壁塗装見積

フッ素系塗料だと遮熱性がアップします。工事業者曰く、「フッ素系塗料を塗った後は炎天下で触ってみても熱くない」そうです。すごいですね。

この業者と違う業者さんのフッ素系塗料を使用した見積は、198万でしたので、その違いに愕然としてしまいます。外壁塗料が違うのが理由ですが、そうした説明もなく198万もの見積を出す気持ちが僕にはどうしても理解できません。

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