両親がスイスへ海外旅行をして、デジカメで撮影した海外旅行の写真データを見ていたところ、甥っ子が間違えてガッツリ削除してしまいました。大切なデータだっただけに、みんな大慌て(;・∀・)
SDカードに保存していた写真データを、復活・復元する方法にトライしました。そのうち、Mac(マック)で完全無料、なおかつ最も効率よく復元できた方法をメモしておきます。
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データリカバリーは有償アプリ。PhotoRecなら完全無料でデータ復元可能です
「写真データ 復元 SDカード」と検索すると、恐らくwondershareの「データリカバリー」というアプリにたどり着くと思いますが、「データリカバリー」をインストールしても、削除してしまった写真データを無料で復活・復元することはできません(ファイルの抽出までは無料)。
インストールして削除データを抽出する段階になって初めて「データリカバリー」が有料であることに気づくと思います。使いやすいだけにとっても残念!
完全無料でデータを復元させるためには、PhotoRecというアプリを使うのが一番ラクですよ。ターミナル使用のアプリですが、きちんと手順を踏めば意外にカンタンです。
PhotoRecの使い方
まずは、SDカードやUSBなど、削除した写真データを復活させたいメディアをPCに繋いでおきましょう。
次にPhotoRecを公式サイトからダウンロードします。ダウンロード画面は、左メニューの「download」から。
Mac、Windows、Linux版など使用しているOSに応じて、該当するアプリをダウンロード(ここではMac版を事例に手順を紹介します)。
画面右にダウンロードボタンがあるので、ここをクリックします。もしくは、画面左にリストアップされているOSの中から、適合するものを選択してダウンロードしてください。分からなければ画面右の緑のボタンを押せばOKなはずです。
ファイルがダウンロードされました。圧縮ファイルが解凍されている状態がこれ。
解凍されているフォルダをダブルクリックで開きます。するとPhotorecというファイルがあるのでこいつをダブルクリックで起動させます。
するとターミナルが立ち上がるはずです。白い画面が表示され、パスワードを要求されたら、自分で設定したパスワード(Macにアプリをインストールする際のユーザーパスワード)を入力してください。
パスワードを入れると黒い画面に変わります。この画面に、先程マウントさせていたメディアがリストアップされているはずです。私が復活させたいデータは16GBのSDカードなので、そいつを選択します。
ちなみに16GBと表示されているリストのうち、disk2とrdisk2とがありますが、これは両方とも同じメディアを意味しているようです。私はdisk2を選択。Enterをクリックしましょう。
選択したメディアにパーティションがあるか聞いてきますが、パーティションなんか設定していませんので、「No partition」を選択してEnterをクリック。
ファイルタイプを選択する画面が表示されますが、写真ファイルしかありませんので、otherを選択します。
次に保存場所を聞いてくるはずです。カーソル(矢印)キーでお好みの場所を選択。私の場合、デスクトップ上に作っておいた「復活ファイル」という名前のフォルダに復元ファイルを生成したいので、ターミナルに表示されている「Desktop」を選択。
次に表示された画面で保存フォルダ「復活ファイル」を選択。
最後に「y」キーを押せばデータ復元が開始されます。
保存先のフォルダには、「recup_dir.1」というフォルダが生成されて、その中に復活させたデータがあるはずです。
これでOKです。
まとめ
PhotoRec、超便利です。これぞ正真正銘、完全無料のデータ復活アプリです。Macじゃなくても使えるのがいいですね。助かりました。
wondershareの「データリカバリー」も、決して悪いソフトじゃありません。ターミナルに抵抗がある人は、7千円以上しますがお金を払ってでも「データリカバリー」を使用するほうが良いかもしれませんね。
以上でした。
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