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【外壁塗装体験ブログ】外壁塗装の塗り替えタイミングは?外壁塗装工事を先延ばしした顛末…

外壁塗装 お金がない DIY

外壁塗装?はぁ?そんなお金どこにあるのよ。

外壁塗装 お金がない

飛び込みの外壁業者から営業を受けるたび、最初は、僕もそう思っていました。

外壁塗装の耐用年数が10年だなんて、そんなこと外壁塗装業者が商売をまわすために提唱しているにすぎないのでは…と。

外壁塗装なんてしばらく必要ないでしょ!そう思い、結局、我が家では築17年が経過するまで放置していました。

外壁塗装のヌリカエは何年目まで耐えられるか?

いけるところまで、いこう!と外壁塗装を避けていたのです。

外壁塗装の塗り替えは、一体、何年目まで耐えられるか。最初は誰だって皆目見当も付かないはず。

そこで、17年放置した顛末として、我が家の劣化ぶりを人柱となって紹介したいと思います。

劣化の具合例

まずは、外壁の様子からご覧ください。

塗料のチョーキングが始まっていた…

外壁塗料がしっかり劣化し、チョーキングが始まっていました。

自宅の壁を素手でスリスリしてみると、手に白い後が移りました。日の当たる西側の外壁はもちろん、あまり日の当たらない北側の外壁もすべてにおいてです。

外壁塗料が劣化したチョーキング

退色、変色がさらに塗料が傷むと、樹皮層が劣化して顔料の離脱が起こるそうです。これが「チョーキング(白亜化)」といわれる現象です。

塗膜の表面が粉末状になるこの現象は、黒板に用いるチョークの粉のようになるのでそう呼ばれているのだとか。

チョーキングを放置していると、壁を守る塗料としての性能は期待できないので、塗り替えサインのひとつとされています。

たしかに、この状態だと外壁そのものが雨水を吸い込んでしまいそうです。

外壁のひび割れ(クラック)が散見

これは素人でもわかります。外壁のひび割れです。

外壁のひび割れ

私なりにホームセンターでひび割れ対策をしていた(白くなった部分)のですが、ここまでひどいと手に負えないです。

外壁のひび割れ

窓枠の近く。ひび割れ対策した後が目立ちます。やっぱり素人がやると汚い仕上がりになってしまいますね。補修素材と外壁塗料の色をぴったり合わせることが難しいんですよね。

外壁のひび割れ

外壁がひび割れていたとしても、目が届く低い場所ならなんとか応急処置ができます。でも、目が届かない高い場所になると、クラックそのものに気がつかない。。。

しかも、そういう場所に限って雨水が浸入しやすいところ。出窓の上部をのぞいてみたところ、ひび割れにそってうっすらと青カビが生えておりました。

「ひび割れは、シーリング材を充填しないと雨水が浸入しちゃうんですよね。これを放置すると、どうしても壁が劣化しちゃいますし、雨漏りしてからでは工事費用が高くつくんです。決して脅しじゃないですよ〜」と外壁塗装業者が苦笑いしてました。

コーキングの劣化が著しい

コーキング部分の劣化は素人目にもわかりやすいですね。外壁のつなぎ目部分に充填されているシール材が劣化して内部が露出しています。

コーキング部分の劣化

コーキング劣化を放置すると、そこから雨水が外壁内部に侵入して、建物の劣化を早めてしまうのです。

幕板部分のコーキング劣化

幕板部分のコーキングも、しっかり劣化していました。木材でできているため、塗装が剥がれるとその木材部分が水を吸収。そりが発生し、腐敗の原因となるそうです。

二階部分のコーキング。西日が当たる場所なので劣化するのが早いのかもしれません。届かないから放置していました。

実は、私自身、17年なにもメンテしていなかったわけではなく、手が届く範囲は自分でコーキング処理していました。でも、素人がコーキング処理するとこんな感じに仕上がりがひどい状態。コーキング材がでこぼこになっているため、ここに雨水がたまってしまうそうです。トホホ。

外壁と屋根にコケとカビが発生

日が当たりにくい北側の外壁にはうっすら青カビやコケが生えていました。

自宅は土地が狭いので、裏側にまわることは普段あまりありません。だから知らぬ間にカビが生えていて、業者からの指摘にゾッとしました。

上の写真はベランダを下から見上げたところ。塗膜が少し剥がれて、黒カビが発生していました。

こちらは屋根。日が当たる場所なのになぜコケが!家主としては由々しき状態です。塗膜の劣化が進んでしまうと、水切れが悪くなり、コケやカビによる毛細管現象が発生。その結果、下地を腐らせるのだそう。雨漏りまでまっしぐらです。

さらに屋根の状態は悲惨なことに!

屋根の劣化具合をもう少し細かく紹介します。

外壁塗装業者に指摘されるまで気がつかなかったのですが、屋根のつなぎ目?部分を固定する釘が飛び出していました。

最初に家を建てたときの手抜き?と思いましたが、時間の経過とともに釘がズレてしまうことはよくあることだそう。

こうした指摘をしてくれる業者さんはすべてではなく、現場で見積もりしてくれた4社のうち2社だけでした。やはり、複数見積もりをとると分かってくることがあるものです。

屋根のスレート材もご覧のとおり欠けていました。

歯が抜けていくように。。。

ストレート材の耐用年数は20年と言われていますが、それは10年に1回塗装をしての耐用年数のようです。「17年も放置すれば、ボロボロになっていても不思議ではない」と業者さん。

天窓なんか付いちゃっているもんですから、メンテを怠ると余計大変なことになるそうです。コケと汚れが目立ちます。

そして極めつけはこちら。

ギャーッ!!!!まさか屋根がこんなにボロボロになっているとは!!

実は、外壁塗装業者さん4社が現場入りして見積もりしたにもかかわらず、足場を組むまで気づかなかったのです。

工事に入ってから、屋根がヤバいっす!と担当者から指摘され、時すでに遅し。

塗装処理だけではどうにもならず、工事費が安く済むカバー工法で屋根を補修しました。おかげでプラス20万ほどコストが上乗せされました(これについては、後日、詳しく書きたいと思います)。

いかがでしょうか?お金がないことを理由に放置していましたが、一戸建てである以上、外壁塗装を避けては通れない道だと痛感しました。

そして、家の劣化具合をしっかり把握するためにも、複数の外壁塗装業者から見積もりを取るべきと痛感した次第です。

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