一年ほど前から、家の小さな庭に野良猫がフンをするようになってしまいました。
何度片付けても、夜中にこっそり忍び込み、爆弾ちゃんを落としていくのです。
こうなったら徹底抗戦だ!と意気込み、ありとあらゆる猫対策を試行錯誤。半年ほど格闘した結果、効果絶大の「猫よけ」対策を見つけることに成功しました。

この方法にしてからもう2年はフンをされていません
猫のフンでお困りの方、猫よけブログや猫対策の動画をみたけど、どれもこれも効果が無かったという方、ぜひ、当ブログの「猫よけ対策体験談」を参考程度にお役立ていただければと思います。
猫よけ対策の4つの方法
まずは猫よけ対策の基本を抑えておけば、もっと簡単に猫よけに成功するはず。敵を倒すためには敵を知らなければなりません!
猫よけ対策その1:猫を追い払う香り攻撃
猫は嗅覚が優れているので、強い香りを嫌がる習性があります。「香り」といっても「551HORAIの肉まん」ではいけません。毎日やってきてフンしていきそうですね…。
猫ちゃんは、柑橘系の香りやユーカリの葉を置くと近づかなくなる習性があります。最も手軽で簡単な方法は、この「香り攻撃」です。
猫が嫌うアロマオイルの香りで猫に糞尿をされない防御策
柑橘系の香りを放つオイルは猫よけ対策に有効です。
オレンジオイル
柑橘系の香りで、猫が嫌がることが多いとされています。オレンジオイルを水に混ぜてスプレーすると、猫が近づかなくなることがあります。
ユーカリオイル
ユーカリの葉から抽出されるオイルで、猫が嫌がることがあります。ユーカリオイルを水に混ぜてスプレーすると、猫が近づかなくなることがあります。
シトロネラオイル
柑橘系の香りで、蚊や虫を寄せ付けない効果があるため、猫よけとしても効果があるとされています。ただし、人間にとっても強い香りなので、使用量には注意が必要です。
ラベンダーオイル
リラックス効果があり、人間には人気のある香りですが、猫には刺激が強すぎる場合があるため、使用には注意が必要です。適量を使用するようにしましょう。
ハッカオイル
ハッカオイルも猫チャン逃げてくれるのでいいですよ。虫除けとしても活用できます。

即効性はありませんが、ローズマリー、レモングラス、ラベンダー、ゼラニウムなど、ハーブをお庭に植えておくという手もあります。
小さな子供がいる…なんて場合は、これらアロマオイルを活用するのが一手です。

他にも、重曹、木酢液、コーヒーの出がらし、食用酢、とうがらしなどの臭いも猫は嫌うようですが、対策としては効果が感じられませんでした。
猫よけに特化した市販の「猫よけ薬剤」による防御対策
これらのアロマオイルで対策するのが面倒だという方は、ホームセンターなどで猫が嫌がる匂い「猫よけ薬剤」商品が売っていますのでオススメです。薬剤とはいえ、人体に悪影響は与えませんので安心です。
たしかに一度散布すれば、だいたい1週間ぐらいは猫がやってきません。でも、2週間目以降にフンをされたことがあるので、最低でも1週間ごとに散布するのが理想です。ただし、香りの効果は天候に左右されるのでこまめに香りを散布する必要がありそうです。

定期的な散布が面倒だという場合は、こちらがオススメ。
被害場所に向けて置くだけで、あとはOK!
猫ちゃんがやってくると、本体の赤外線センサーが猫の動きを感知し、自動でスプレーをプシューッと噴射。猫の聴覚、視覚、触覚を強烈に刺激し、驚かせて追い払ってくれます。雨風にも耐えられる防滴設計ですし、電池式なので配線も不要でコンセントの有無も考えなくて良いです。
ただし、人がやってきても赤外線が感知してスプレー噴射するので、要注意。人通りが多い場所や家から道路側に向けて設置するのはできないです。
猫よけ対策その2:モスキート音で猫退散!超音波グッズによる猫対策
次に紹介するのは、個人的に効果抜群だった猫よけ対策法です。
猫は突然の音に敏感。たとえば、瓶に小石を詰めて振ったり、音の鳴るおもちゃを置いたりすることで、猫ちゃんをビビらせちゃうことができます。ただ、その方法も猫チャンの侵入をずっと監視しつづけなければなりません。張り込みの刑事みたいなことはできません。

そこでオススメなのが、超音波を発生させる猫よけグッズ。
こちらは香り攻撃と比較にならないぐらい効果絶大でした。実際、私も超音波グッズを購入。設置後、猫にフンをされることがピタリを止みました。その猫よけ装置がこれ。
ソーラーパワーで満充電!猫チャンの爆弾ポイントに設置するだけでOK。赤外線を通じて動作を検知すると同時に超音波を発動!野良猫、野良犬、アライグマ、ネズミ、スカンク、リスなどにとっては近寄りがたい超音波で撃退します。
また、モードを変えれば、強いフラッシュライトが、ライトを怯える動物を撃退ます。たくさんの動物が強いフラッシュライトが怯えます(一般はホワイトライトと赤いライト)。 動物が設備のカバー範囲に近づくと、ホワイトライトのフラッシュと超音波で、撃退成功の確率がアップします。
ソーラータイプの超音波猫よけ人気商品については、こちらもオススメ!
フォルムがいかついので、動物がビビって近づかないというメリットもありますが、お庭の景観が気になるという人もいるでしょう。そういう方には、すこしかわいいデザインの猫よけ商品もあります。

目立たないし、お庭に置いていても違和感がないところがいいですね。猫よけ超音波商品のベストセラーでもあります。
超音波(モスキート音)による猫よけ撃退法がなぜ一番じゃない?
筆者自宅は思いっきり住宅街。超音波による猫よけ対策を行っていたところ、ある日、近隣の方から「モスキート音が耐えられません!頭痛がします」とクレームが入ってしまいました。
あれ?猫しか聞こえない超音波じゃなかったっけ?と思っていましたが、若い人には聞こえちゃう場合があるようです。不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
さすがにこれ以上、迷惑をかけるわけにもいかないので、超音波による猫よけ作戦は断念。違う作戦を練らなければなりませんでした。
猫よけ対策その3:猫よけシート(マット)で物理的に対策
そもそも猫に侵入されなければ、フンなどされることがなくなります。超音波やアロマ攻撃が駄目なら物理的に対策をするのみです。
猫は垂直方向にジャンプすることができますが、障害物があるとジャンプできないため、近づかなくなる習性を利用しましょう。「猫よけシート」を設置することで猫が入り込むのを防ぐことが可能です。
ブロック塀などの淵に設置するならコレ。
設置する場所に面積の余裕があるならこちらがおすすめ。
いずれも網目状のトゲトゲが猫の侵入を防いでくれます。
ただし私の家の場合、猫チャンが侵入してくる設置ポイントで、人の出入りが多い。猫よけシートやフェンスを設置すれば、自分たちもそこから出入りができません。そのため、「アロマ攻撃」か「超音波攻撃」に頼らざるを得ませんでした。
猫よけ対策その4:効果絶大!光攻撃
猫よけには、ハーブを植えたりすることで対策も可能ですが、毎日のように猫の糞と格闘している私にとって、時間的猶予がありません。
考えたあげく、強烈なLEDライトで猫を追い払ったことを思い出したのです。猫にフンをされるのは、いつも夜中の間であることがほとんど。ということで猫が近寄ってきたら光で脅す作戦を思いつき実践してみたところ、これが効果絶大でした。
どのブログ記事を探しても、LEDライトで猫よけ対策を紹介している方がいらっしゃらなかったので、私の実体験談を紹介します。
私が使用したグッズは「LEDソーラーライト」です。

猫よけ対策としては売られていないようですが、これ結構スグレモノです。
人感センサー付きなので、猫チャンが近づくとピカーン!とまばゆい光を放ってくれます。ビックリするほどまぶしいです。ソーラー電池による充電式タイプで、防水防塵だから庭に放置しておくだけでOK。
光の強さはできるだけ強いほうがよいので、こちらもオススメ!

猫よけだけでなく防犯にもなるところがいいですね!
香り攻撃だけでは防げなかった猫の侵入も、このLEDライトを設置したら「フン害」がピタリと止みました。こちらの光攻撃に切り替えてから1年ほど経過しますが、未だに猫チャンにフンをされた日がありません。
ただこちらの商品。支柱がないので、設置方法には工夫がいるかもしれません。私の場合、ビールケースに金具と磁石を使って、こちらのLEDライトを設置しました。
でも最初から支柱があるものを選べば、お庭に挿しておくだけで猫よけ対策になるかもしれません。たとえばこんなLEDライトも活用できると思います。
支柱付きの屋外ソーラーLEDライトの多くは、ルーメン(光の強さ)が弱い場合もあります。やさしい照明では、猫よけ対策としては弱いので、できれば1,000lm以上の出力が欲しいところ。
そこでオススメなのが、ソーラーLEDライト取り付けキットです。
近くにポストやフェンスなどがあれば、このライトホルダーを利用することで誰でも簡単にLEDライトを設置することが可能です。
効果抜群の「猫よけ対策」まとめ
猫対策が面倒なのは、それぞれの環境によって効果が全然違うこと。これが一番というのは言い切れないところがややこしい。ここに記載した猫よけ対策法は、あくまでも筆者の場合と解釈しています。
猫よけ対策で一番手軽で簡単なのは「香り攻撃」。それぞれの状況に応じて、フェンスなどによる「物理的対策」、さらに積極的な対策として有効なのが「超音波攻撃」、「光攻撃」の順番で効果的でした。
ちなみにペットボトルに水を入れておいておく人を見かけますが、あれは効果がないように思われます。日光がペットボトルの水で屈折して火災を起こした事例もありますし、割けた方がよろしいかと思います。
とにもかくにも、LEDライトによる猫よけ対策なら、猫を傷つけることがないのでオススメですよ。

LEDライトによる「光攻撃」が猫よけ対策に最も有効でした。