新車を購入と同時にカーナビもcarrozzeriaの楽ナビ(AVIC-RL05)に替えました。SDカードの中にmp3をコピーしてドライブを楽しもうと思っているのですが、私のiTunesには音質が良いとされるAppleロスレスエンコーダーで取り込んだファイルが多く存在しています。
拡張子でいうところの、m4aファイルというヤツです。
ところがこのm4aファイル。音質が良いのですが汎用性に欠けるという欠点があります。先のナビでは、m4aファイルを認識できないので、音楽を再生できません。
つまり、カロッチェリアの楽ナビで音楽を聴くには、mp3ファイルに変換する必要があるわけです。
で、m4aファイルをmp3に一括変換する方法ってどうやるんだっけ…というわけで、備忘録です。
iTunesならmp3に一発で変換できる
m4aファイルをmp3ファイルに変換するのは、それほど難しいことではありません。余計なアプリをダウンロードする必要はなく、iTunes上でmp3に変換することができます。ここではMacでの手順を表示していますが、Windowsでもほぼ同じような方法で作業が可能です。
まずは、iTunesを起動させます。
次に環境設定を開きます。
表示されたウィンドウのタブ「一般」を選択されていることを確認し、画面下の「CDがセットされたとき」の動作設定「読み込み設定…」をクリックしましょう。
すると読み込み設定画面が表示されますので、一番上に表示されている「読み込み設定」のプルダウンをクリック。
この中からmp3エンコーダーを選択します。
再び環境設定画面に戻りますので、「OK」ボタンをクリックします。これでm4aファイルをmp3ファイルに変換する準備ができました。
ちなみに、この時、mp3の音質設定ができますが、少しでも良質なサウンドを求めるならば「高音質(192kbps)」以上で設定しておくのが理想です。
ハイハットやシンバルなどが潰れて聞こえるからです。※mp3で聞いている時点で音質にこだわるのか…というツッコミは無視しますよ。
iTunes上に戻り、Appleロスレス(m4a)で取り込んだ、もしくはiTunes Storeで購入したアルバムなどを表示し、mp3ファイルに変換したいファイルを選択します。
今回はSLAYERというバンドの「Repentless」というアルバムすべてをmp3に一括変換します。
アルバム名が表記されているあたりにカーソルを持って行き、右クリック。すると「MP3バージョンを作成」というメニューが表示されますので、こいつを選択すればOKです。
mp3に変換できない場合は?
Apple Storeで購入した音源が著作権保護されているとき
ちなみに、Apple Storeで購入した音源は、上記の方法を行ってもmp3に変換することはできない場合があります。
保護されたファイルはほかのフォーマットに変換できないため、”○○(曲名)”は変換できませんでした。
音源にDRMによって保護されたものがあり、そうしたものをmp3に変換する場合は、こんなアラートが表示されます。著作権がらみの問題とはいえ、iPhone、iPad、iPod以外で購入した音源を再生できないのはちょっと不便です。自分で所有している音源を複製するのは何ら問題が無いですからね(DRMの解除は違法です)。
もちろん、他の抜け道もあります。たとえば、Music ConverterやSwitch Audio Converterといったフリーソフトがあるようですが、iTunesのバージョンが更新されるたびに、それらフリーソフトが使えなくなるケースもありますし、著作権の問題もあるのでそれ以上触れるのはやめておきます。
「mp3バージョンを作成」が表示されないとき
iTunes Storeからの購入音源ではなく、CDからAppleロスレスで読み込んだ音源の場合であっても、mp3に変換できない場合がまれにあります。
そんなときは、環境設定画面を確認します。
環境設定で、画面下の「CDがセットされたとき」の動作設定「読み込み設定…」がmp3以外の設定になっているときは、mp3ファイルに変換することができませんのでご注意を。
まとめ
Appleロスレス(m4a)は、音は良いのですがいろいろと不便を感じる時もあります。でも、特にジャズなんか聞くときは、m4aファイルじゃないと音の悪さが際立つんですよねぇ。最近は、Bluetoothでカーナビと連携できるので、mp3にこだわらなくても良くなりましたが、やっぱりmp3ファイルは便利です。プレイヤー側でm4aファイルを再生できるようになるとすごく便利なんですけどねー。
※ファイルのフォーマットを変換する方法については、Appleのサイトでも紹介されています。
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