とにかく美味いアイスコーヒーを自宅でも飲みたい!と思い、水出しコーヒーポットを手に入れた。一口飲んで、まさに感動。あぁ、もっと早くゲットしておけば良かった…と今さらながら後悔している今日この頃。
ホント、水出しコーヒーはビックリするほどうまい!!!!!
というわけで、今回手に入れた水出しコーヒーポット「HARIO (ハリオ) 水出し コーヒーポット 1000ml コーヒードリップ 8杯用 ブラウン MCPN-14CBR」の完全レビューをエントリーします。
水出しコーヒーポットを手に入れようとしている方の参考になれば幸いです。
水出しコーヒーとは
そもそも水出しコーヒーとは何なん?という方に一応説明しておきます。
水出しコーヒーとは、熱湯ではなく水でじっくりと低温抽出するコーヒーのこと。熱による珈琲豆の酸化を防ぐことができ、豆本来の味を引き出すことができることが水出しコーヒーの利点なんです。
お湯ではなく水によってコーヒーを抽出するから、出来上がるまで時間はかかる。でも、抽出後は冷蔵庫などに入れて保存していても、味の変化が少なく美味しいアイスコーヒーが堪能できるというわけ。
深いコクと風味、雑味のないまろやかさ。かつ、上品な味わいが、自宅で味わえるのだから、もういちいちセブンイレブンでアイスコーヒーを買いに行かなくても良いのですね!
熱いコーヒーを冷ますためにロックアイスを大量に使っていたけど、水出しコーヒーにすれば氷の無駄遣いも減るし、何より氷でコーヒーが薄まることも防げる。まさに一石二鳥です。
photo credit: Cold Drip at Dose Espresso Willoughby via photopin (license)
専用ポットを使わずに水出しコーヒーを淹れる
専用ポットを使わなくても水出しコーヒーを抽出することは可能です。
ポットにコーヒー豆と水を混ぜて入れて一晩寝かせる。それをコーヒーフィルターで濾せば良いだけの話。
ただし、このコーヒー豆をコーヒーフィルタに移して濾す作業が煩わしい。
なので水出しコーヒーポットが急に欲しくなって近くのショッピングモールへ探しに行ったが、なぜかカンタンに見つかる代物ではなかった。大型ショッピングモールのコーヒーメーカー関連のコーナーを隈なく探したけれど、案外、見つけるのが大変なんですね。
そんなわけで私は時間を無駄にしてしまったけれど、Amazonなどのネットショッピングなら1000円前後で売っているし、ポチッとやってしまったほうが、時間の節約にもなるので購入はネットショップをおすすめしたい。そんな美味いアイスコーヒーを作るためにマストアイテムとなるのが、今回紹介するHARIO(ハリオ)の水出しコーヒーポットです。
オススメの水出しコーヒーポット
HARIO(ハリオ)の水出し珈琲ポットのレビューなので、HARIO(ハリオ)一点買いを強調してしまったが、他にも水出しコーヒーポットの選択肢はある。レビューと同時に、一応、他のオススメコーヒーポットも紹介しよう。
HARIO (ハリオ) 水出し コーヒーポット 1000ml コーヒードリップ 8杯用 ブラウン MCPN-14C
創業1921年。ガラス加工を得意とする食器メーカーHARIO(ハリオ)は、いくつかの水出しコーヒーポットをリリースしていますが、今回レビューをするのが、このこのHARIO(ハリオ)水出しコーヒーポット(MCPN-14C)だ。シンプルなデザインであり、1,000円前後で購入できる手頃感からか一番人気が高い。色はブラウンとレッド、容量は1,000ml(8杯分目安)と600ml(5杯専用)のサイズが選べる。
外箱はこんな感じ。
コーヒーポットの蓋の部分。
コーヒーを入れるストレーナー。細かいメッシュ上の網になっている。
とにかくシンプル、安くて、便利。もう何も言うことはありません。こいつで淹れるアイスコーヒーは雑味やエグミがないので格別です。1000円で手に入る幸せ♪ホント、これが一番オススメですよ。
HARIO (ハリオ) フィルターイン コーヒーボトル FIC-70 CBR
次に候補に上がるのがこちら。ポット全体のフォルムが可愛らしい。見た目はワインボトルさながら。違いはデザインだけではない。コーヒーをポットに入れた状態でそのまま使えるという利点がある。先に紹介した水出しコーヒーポット(MCPN-14C)に500円ほど上乗せすれば購入できる。色はベージュかショコラブラウン。ただし出来上がり容量:650ml(5杯専用)と小さめのサイズ一択になっているので、家族で飲む場合やたくさん飲みたい場合は対象外となるでしょう。
HARIO (ハリオ) コールドブリュー コーヒージャグ 水出し CBS-10HSV
HARIO (ハリオ) がリリースする水出しコーヒーポットのうち上位クラスにあたる商品がこちら。
厳密に言えば、抽出方法にこだわった「HARIO (ハリオ) ウォーター コーヒードリッパー ・ ポタ N 5杯用 PTN-5BZ」や「HARIO (ハリオ) ウォータードリッパー ・ クリア 水出し コーヒー 2~6杯用 WDC-6」のようなコーヒー器具もありますが、家庭用水出しコーヒーポットという意味では、ここまでが選択肢にあがるでしょう。
蓋やストレーナー(コーヒーを収納する網目状の入れ物)がステンレス製になっていることと、取っ手がないので冷蔵庫に入れてもその分場所を取りません。ボトルに取っ手が付属していない分、水を注ぐときに最後まで水位を確認できるのがいい。個人的には、こちらのCBS-10HSVを購入したかったのですが、通常価格5,000円(amazonで4千円ぐらい)とさすがに割高になのでためらってしまった。
TAKEYA(タケヤ化学工業)水出し専用コーヒージャグ 1.1L
HARIO (ハリオ) 以外の水出しコーヒーポットで候補に上がるのがこちら。HARIO (ハリオ) はガラス加工のメーカーですが、タケヤ化学工業はプラスチック製品を得意としています。ゆえに、こちらのコーヒーポットはプラスチック製。割れることがないのが大きな違い。水とコーヒーを入れたら振って冷蔵庫に保管するという抽出方法もHARIO (ハリオ)製のものとは違います。横においてもコーヒーが漏れないようになっているので、保管場所に困らない点ではこちらに軍配があがるかな。Amazonでは、HARIO (ハリオ) よりわずか100円ほどの違いで、用途はほぼおなじです。
横置きできて割れてしまうのが不安という方は、タケヤ化学工業の水出し専用コーヒージャグ一択になるでしょう。
KINTO PLUG アイスコーヒージャグ 1.2L
こちらも横置きOKですが、ネックは価格。HARIO (ハリオ) やTAKEYA(タケヤ化学工業)よりも1,000円ほど高い。シンプルなボディデザインには好感を持てますが、価格差以上のメリットがあるかどうかは、それぞれ感じるところによるのかもしれません。
個人的には、シンプルなデザインが好きなのでオススメに入れさせていただきました。
水出し珈琲の作り方
水出しコーヒーポットさえ手に入れてしまえば、あとは水とコーヒー豆さえあればうまいコーヒーが飲める。一応、水出しコーヒーの淹れ方を紹介しておこう。
使用するコーヒー豆
水出しポットのストレーナーにアイスコーヒー用(深煎り)のコーヒーを80g(1000mlの場合)入れる。コーヒー80gって、最初はいまいちピンと来ないけれど写真にすればこんな感じ。結構、コーヒー豆を消費する。
説明書ではトレーナーのメッシュ部一杯まで入れると書いてあります。
実際に計量すると…
この程度で80gになります。
説明書よりも少なく淹れても味は変わらないので、ストレーナー9割ぐらいの量で良いのかもしれません。
使用するコーヒー豆は深煎りにする。浅煎りのコーヒー豆ではコクと香りが充分に引き出すことができません。
さらに、コーヒー豆の挽き方にも注意をはらいたい。コーヒー豆は中細挽きをチョイス。荒挽きでは抽出効率が悪く、出来上がりが薄く感じられてしまうからだ。また、細挽き豆ではコーヒー豆を入れておくストレーナーから微粉が出て粉っぽくなるので要注意です。
美味しいアイスコーヒーを作るには、深煎りの中細挽きを選択しよう。
photo credit: instant coffee via photopin (license)
コーヒーをセットする
コーヒーポットにストレーナーをセットしたら、コーヒー豆の粉全体が湿るように少しずつ水を注いでいく。少し注いでかき混ぜる。じんわりとドリップ、とにかく焦らない。
かき混ぜすぎると苦味が増すらしいが、要は何事もほどほどに。この時、ストレーナーのメッシュを傷つけないよう注意したい。
使用する水は、水道水だとカルキ臭くなる気がしたので、近くのドラッグストアで水を買って使った。使う水は硬水ではなく軟水を選んだほうが良い。まろやかなコーヒーになる。水選びにも気を使いたい。
コーヒーを抽出する
水を注ぎ、ポットが満水になったら蓋をして冷蔵庫に保管する。抽出時間は約8時間。この抽出時間はお好みで調整してもかまわない。夜、寝る前に作っておけば、朝食で美味いコーヒーが味わえるというわけです。
8時間経過したら、ポットからストレーナーを外せば良い。冷蔵庫に保管すれば2〜3日ぐらいまで美味しく飲める。それ以上はコーヒーの酸化が進んでしまうから、やっぱり早めに飲むにこしたことはない。
HARIO (ハリオ) の水出しコーヒーポットの使用感
やっぱり水出しコーヒーポットは、ハリオ製が一番良い気がする。
何と言っても価格が手軽であるし、形状がシンプルであるのがいい。MCPN-14は横置きできないが、使ってみて不便だと感じたことは今のところ一度もない。強いて言えば、水を名一杯注いで冷蔵庫のポケットにしまうときにポットを傾ける必要があるため、こぼれちゃうかなって心配になるぐらいだ。
水出しコーヒーポットのサイズはだいたい1,000ml(8杯用)と600ml(5杯用)の二種類があるが、朝コーヒーをおかわりをするぐらい飲みたいなら、600mlではなく1,000ml用をチョイスすることをオススメしたい。
ポットに充分水をいれたつもりでも、翌朝、ストレーナーを取り出してみると、コーヒー豆が水分を吸っていること、さらにストレーナーの重みによって満水に見えていたとしても、水かさがグッと減ってしまうからだ。8杯分とあるが、大きめのグラスでコーヒーを堪能しようとすると6杯ぐらいで飲みきってしまう。美味いからか、6杯なんてあっという間。すぐなくなっちゃう。
コーヒーが美味すぎて、ついついおかわりしてしまうことも考慮すると、絶対に1000mlをチョイスしたほうが良いのだ。
photo credit: Coffee shop sign via photopin (license)
まとめ
水出しコーヒー、いいですね。想像していたよりも全然手間がかからないし、こんなにうまいコーヒーが家庭で手軽に飲めるなら、もっと早く買っておけばよかったです。
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